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2014年4月 5日 (土)

見学実習

 先日、私の研修先に一人の理学療法士の学生が見学に来た。

 今回私は、担当の患者さまひとり一人に対しての、臨床推論から治療までの 一連の思考過程を徹底的に説明した。

 こうした実習見学のやり方は、学生を受身にさせ考える力を養えないのでは、という批判もあると思う。

 しかしその学生は受身になることなく積極的に質問してきた、その質問に私が答え、また学生が質問するというとてもいい循環が形成された。今までにない循環である。

 臨床実習にとって、一番大切なのは、理学療法士の背中を見せることだと思う。そして ひとり一人の患者様にどのように向かい合い、思考し治療を行なっているのか、その 生き様を見せることにある。

 一人の見学学生から当たり前のことをあらためて気づかせてもらった。  

 個々の患者さまの臨床推論の説明の最後に、無意識に必ず言っていた私の言葉に自分自身驚いた。

  「ね。だから、患者さまのストーリーを理解できないと治せないんだよ。」

  患者さまのその時点での症状を追っかけていただけでは治らない、ひとり一人の患者様の人生のなかで現れた症状、そのストーリを知らないと何も出来ない。

  これも当たり前のことである。

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