2014年11月 6日 (木)

指が動くようになった!!

4月にブログで紹介させていただいた、重度脳性麻痺の患者さま

その後は一進一退。歩ける時もあれば、全く歩けない時もある。

でも、ほんの僅かずつだけど、進んで来ている。

膝立ちでの歩行は、左右の振り出しが交互にリズミカルに行えてきている。

久しぶりに来院された患者様が、彼女の歩く姿を見て、凄く感動していた姿は

とても印象深かった。

さらに驚くことに、最近指が動き出した。

左右とも、固く握ったままで、他動的にしか開くことも出来なかった指が

次第に柔らかくなり、一本一本随意的に動くようになってきている。

可動性は狭いが、動きを楽しむように指を動かせている姿は、

凄く感動的である。

彼女は50歳になっても、どんどん進化し続けている。

 

 

2014年9月27日 (土)

変形性膝関節症の患者さま

数年来、人工関節の手術を薦められ今後こそ手術をして下さいと促された

80才の患者さまが、今回理学療法を行ってダメなら手術をするという決意で来られた。

数回の理学療法でほぼめどがついた。

私は彼女に伝えた。

10年は大丈夫。これからトレーニングを続ければ20年は大丈夫と。

「40分間歩き続けても全然痛くなかったよ」と患者さまの言葉。

彼女の好きな野菜作りもどんどんできるようになるだろう。

旅行も行けるだろう。

90才までは問題なく過ごせる100才までもほぼOKだろう。

でもどうしてこんな患者さまが手術適応なのだろう。

とても不思議な時代だ。

2014年5月 5日 (月)

手と足の機能 Part2

 二足歩行になるためには、四足歩行で使用していた、前足(手:上肢)の機能を後足 (足:下肢)だけで行わなければならない。

 また、身体の重さを受け入れ、支えなければならない。

 増大する支持機能にプラスして前足が行なっていた探索・感覚〜運動機能の再構築化の必要が有る。

 支持機能だけであれば、踵部、母趾球、小趾球の三点支持でいいが、移動が行われるためには、探索・感覚〜運動機能がそれに加わる。

 二足歩行としての足の機能を果たすためには 足部の骨、ひとつひとつが自由に協力し合いながら役割をこなしていかなければならない。

  前に進むためには前足部は地面を探索するために自由に動く事が必要である。

  探索能力を持つ前足部は踵部に支持機能を任せることにより、その能力を発揮できる。

  前に進むということは、三点支持から踵部へ支持機能を移し、前足部を自由にさせ探索能力を発揮させることにより始まる。

  逆に後ろへ下がる(スポーツなど)場合は、前足部へ支持機能を移し、踵部が自由に探索能力が発揮出来ることから始まる。

  左右に移動するということは、踵部外側から小趾ラインが支持機能となり踵部内側から母趾ラインが探索機能となる。

  回旋は、前後左右の組み合わせとなる。

  うまく移動できるということは、足の支持機能と探索・感覚〜運動機能がリズ ミカルに機能移乗しながら課題向かって役割を果たすということである。

2014年4月10日 (木)

50で歩く

20数年間、理学療法をさせて頂いていた、重度脳性麻痺の患者さまが

50才の今、数歩ではあるが歩く事が出来るようになった。

私がまだ若かれし頃、私自身からお願いして理学療法をさせて貰った患者さま。

最初の5年間は何も出来なかった。

肘や膝が私の顔面を直撃したこともしばしば

自分の無力さにただ唖然とするばかりだった。

ほんの少しは役に立っていると思えたのは担当させて貰ってから10年を過ぎていた。

あれから20数年の歳月が立ち、なんとかリラックスして介助ながらも座る事ができ、

座位の姿勢で足底が床につく事が出来るようになり、首のコントロールが少しばかり出来る様になって、とうとう歩けたよ。

上手いセラピストならもっともっと早くに歩かせる事が出来たかもしれない。

下手なセラピストの私にいつも笑顔で接してくれた彼女。

いつも彼女に支えられ教えられて来た20数年。

彼女がいてくれたから今の自分がある。

ただただ感謝です。

2014年4月 7日 (月)

手と足の機能 part1

  動物は、地球環境のなかで運動を行なっているが

四足動物においては、運動を行えないことはすなわち死を意味する。

  そのためには、運動を起こす基点である地面の情報を瞬時に把握して

運動に繋げればならない。この感覚・運動循環の破綻は死を意味する。

 感覚・運動循環を保証するのは、手(前足)と足(後足)機能である。

より細やかな運動を行う動物は、感覚・運動ともより精密に行える様に機能化されなければならない。

 人間とて事情は変わるが、基本は同じである。

 二足歩行は、手を地面から開放する、それは足が手の機能をも受け持つことを意味する。そのためには地面と接する足はより機能化されなければならない。繊細な足の感覚・運動循環の確立と繊細で巧妙な足と脊柱との関係づくりが必要である。

解放された手は、地面との関係で姿勢を制御し運動を構築することから、手に持つ物との関係で姿勢を制御し運動を構築することへと変換する。手に持つ物の質感、形、重さなどの情報が姿勢を制御し運動を構築する。

職人が道具を大切にするのは、その道具が姿勢を制御し運動を構築するからである。 

 カンナの繊細な質感、重さ歯の状態が、バットの質感、グリップの大きさ、重さ、その他そまざまな道具の情報が、姿勢を制御し運動を構築する。

2014年4月 6日 (日)

新しい出発

今日から新たな出発が始まる。

これは自分にとって、大きな大きなビッグチャレンジである。

ビッグチャレンジには、不安と恐怖と失敗がつきまとう。

その不安と恐怖と失敗と向き合って進みたいと思う。

道は厳しい。

遠い未来の光に向けて

いつの日か

凛としたそしてFlowな状態になりたい。

そんなシステムを創りたい。

 Will Flow  を基点として!! 

2014年4月 5日 (土)

見学実習

 先日、私の研修先に一人の理学療法士の学生が見学に来た。

 今回私は、担当の患者さまひとり一人に対しての、臨床推論から治療までの 一連の思考過程を徹底的に説明した。

 こうした実習見学のやり方は、学生を受身にさせ考える力を養えないのでは、という批判もあると思う。

 しかしその学生は受身になることなく積極的に質問してきた、その質問に私が答え、また学生が質問するというとてもいい循環が形成された。今までにない循環である。

 臨床実習にとって、一番大切なのは、理学療法士の背中を見せることだと思う。そして ひとり一人の患者様にどのように向かい合い、思考し治療を行なっているのか、その 生き様を見せることにある。

 一人の見学学生から当たり前のことをあらためて気づかせてもらった。  

 個々の患者さまの臨床推論の説明の最後に、無意識に必ず言っていた私の言葉に自分自身驚いた。

  「ね。だから、患者さまのストーリーを理解できないと治せないんだよ。」

  患者さまのその時点での症状を追っかけていただけでは治らない、ひとり一人の患者様の人生のなかで現れた症状、そのストーリを知らないと何も出来ない。

  これも当たり前のことである。

2014年3月28日 (金)

関節運動

関節運動は軸(支点)を持った蝶番のついたドアのような運動ではない。

関節運動における軸(支点)は、運動に合わせて絶えず移動していかなければ

ならない。

そのことにより他の関節との連携による3次元の巧緻的な運動が実現出来る。

また、関節の一部分に過剰な負荷がかからないための安全装置となる。

関節の遊びは、軸(支点)の移動を保証している。

関節は他の関節と連携しながら、転がりだけではなく滑りを伴いながら

転がるという基本的な運動学であるが、

それは一つ関節が、上手く転がりと滑りが出来ていればいいと言うのではではなく、

多様な運動の中で、他の関節との連携の中で実現出来なければならない。

それをきっちと評価・治療することが関節治療の第一歩である。

2014年3月27日 (木)

第5回DLMセミナーに行ってきました

第5回DLMセミナーに行ってきました。

このセミナーは、木部真知子先生率いる日本DLM技術者会と九州支部と岡山支部の 共催で行われました。

どの講演もハイレベルで、かなりの勉強になりました。

特に2日目の大分大学の三浦真弘先生のご講演は圧倒的でした。

ひとり一人の患者様のための基礎研究。

臨床から要請された数々の基礎研究。

そのために費やされた想いと情熱と日々の地道な、

想像さえ出来ないほどの努力を感じながら、

ただただ圧倒されて、心と身体の震えを感じながら聞いていました。

セミナーや講習会で身体が震える程感動したのはこれが2度目です。

1度目が昨年フランスで受講したDVTM創始者のジャック・ド・ミカ先生の実技講習

そして 今回の三浦先生のご講演。

この短期間に身も心も震える出会いに幸せを感じています。

少しでも近づけたら・・・・・

頑張らないとね!!

ブログ始めました

とうとうブログを始める事になりました

 

文章を書くのが苦手で苦手な自分が驚くべきことです

 

文章を書く事で見える事があるかもしれない

想いを伝える事で素敵な何かが生まれるかもしれない

自分と仲間と出会える人の可能性を信じて

伝えていくね!!